2010年03月10日

肥厚性瘢痕

肥厚性瘢痕(ひこうせいはんこん、hypertrophic scar)とは、外傷後に、創面を修復しようとできた線維組織が過剰に産生され、いわゆるミミズバレ状の傷跡(瘢痕)が、長期にわたり残存する状態を指す。

経過は以下。

  1. 創面をふさごうと血液が凝固する。(24時間以内に表皮細胞結合)
  2. 受傷後3〜4日。深い損傷部位では毛細血管がつながり線維組織(線維芽細胞)による修復が行なわれる。
  3. 瘢痕ができ上がる。
  4. 受傷後1〜6ヶ月。瘢痕組織がふくらみ肥厚性瘢痕となる。
  5. 6ヶ月をもって厚みは頂点に達し、数年かけて減じてゆく。

なお、赤みはそれまでは真っ赤で、その後3年かけて消褪してゆく。また、硬さは受傷初期はやわらかく、4ヶ月目より硬化する。

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2010年03月09日

瘢痕

瘢痕(はんこん、scar)とは、潰瘍創傷梗塞による壊死などによって生じた、様々な器官の組織欠損が、肉芽組織の形成を経て、最終的に緻密な膠原線維や結合組織に置き換わることで修復された状態。

皮膚の瘢痕には、いわゆる傷跡(成熟瘢痕)から、赤く盛り上がる異常な瘢痕(肥厚性瘢痕)や、肥厚性瘢痕が正常皮膚にも広がっていく瘢痕(ケロイド)、さらに引きつれたもの(瘢痕拘縮)などの状態がある。瘢痕の形成過程を瘢痕化あるいは器質化と呼ぶ。

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2010年03月08日

腺癌

腺癌(せんがん、Adenocarcinoma)とは、腺組織に由来する。上皮性の悪性腫瘍の一つ。

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タグ:腺癌 病気 医学
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2010年03月07日

ケロイド

ケロイド(Keloid)とは、瘢痕組織が過剰に増殖した病変であり、良性線維増殖性病変に分類されている。肥厚性瘢痕(hypertrophic scar)は類縁病変である。

「ケロイド」の語は、「鉤爪(かぎづめ)」を意味するギリシア語に由来する。すなわち、「鳥の鉤爪のような」病変という意味である(Enzinger FM et al, 1995)。和名は蟹足腫(かいそくしゅ)。しばしば蟹の足のような形状の突起を生ずることから来ている。

外傷や手術などが原因で、膠原線維性瘢痕が腫瘍様に増殖する場合が一般的であるが、原因不明のケロイド病変の発生もある。後者の場合には本人も気が付かない小外傷、虫刺傷などが先行することが多い。

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2010年03月06日

血管奇形

血管奇形(けっかんきけい、Vascular Malformation)とは、先天性の血管の形成異常である。

血管腫と混同されがちであるが、血管奇形の場合、血管内皮細胞は正常で出生前から存在する点、外傷や感染、ホルモン変調など成長によって増大し、自然退縮しない点において、血管内皮細胞が異常増殖するものの、90%以上は7歳頃までに自然退縮する小児の良性腫瘍である血管腫とは大きく異なる。

かつては血管腫と血管奇形の正確な分類はなされていなかったため、様々な病名が用いられてしまったことが、正確な分類を妨げる原因となっている。また、疾患部位が全身にわたるため、診療科が脳外科、皮膚科、形成外科、放射線科、小児科、整形外科などと多岐にわたっている点も、正確な診断の妨げとなっているようである。

従来、『ポートワイン色病変』『火炎状母斑』『海綿状血管腫』『静脈性血管腫』『リンパ管腫』『単純性血管腫』などと称されていたものは最近の分類(ISSVA分類)では血管奇形に属す。臨床上、血流の遅いもの(low-flow-lesion)と血流の速いもの(high-flow-lesion)に分けられ、さらにそれらは血流の遅い『毛細血管奇形』『静脈奇形』『リンパ管奇形』と血流の速い『動静脈奇形』に分けられる。治療はそれぞれの症状に合わせて、手術や塞栓術、硬化療法などが行われる。

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2010年03月05日

歯牙腫

歯牙腫(しがしゅ、Odontoma)とは、歯の硬組織を主体とする歯原性腫瘍の一種。エナメル上皮腫と共に歯原性腫瘍の代表格である。

形成された硬組織の配列状態により複雑性と集合性に分けられ、後者が多いといわれるが両者の移行性もあり。両者とも本当の腫瘍ではなく組織奇形(過誤腫)に類似する病変である。

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2010年03月04日

低血圧・・・病気チェックを!

●低血圧・・・侮れない中高年からの発症
1分で判明!病気チェック

 脳卒中心筋梗塞を招く恐れのある高血圧に比べて、あまり注目されることのない低血圧。だが、朝がつらくて会社を遅刻したり、不定愁訴がつきまとう。また中高年からの低血圧には、まれに難病が隠れている可能性も。決してあなどれない。

【朝100以下が目安】

 低血圧は血圧の維持機能が低下している状態で、一般に『最大血圧(上)100mmHg以下』が目安にされる。低血圧でも症状がなければ問題はない。が、チェックリストのような症状が強く、生活に影響するようなら治療や対策が必要だ。

 「よく“貧血”と混同されるが、貧血は赤血球が少ない状態で採血検査でないと分からない。低血圧とは別もの」と話すのは、低血圧の研究をしている東京・新宿にある平野医院の平野誠一郎院長(循環器専門医)。

 血圧は1日内の変動が激しいので、低血圧の血圧測定は朝、起床直後の数値が基礎になる。

【隠れた難病にも注意】

 低血圧は主に、明確な原因がない「本態性低血圧」、基礎疾患が原因で起こる「二次性低血圧」、立っているとき血圧が下がる「起立性低血圧」の3つに分類される。

 平野院長は「体質的な素因もあるが、足腰の筋肉の衰えで心臓に戻る血液が減り起こる場合がある。デスクワークや運転手など長時間座りっぱなしの職業の人に起こりやすい」という。

 また、中高年で起立性低血圧の人は、「隠れた病気にも要注意」と、こう警告する。

 「発症数は少ないが、自律神経障害が強い“シャイ・ドレーガー症候群”という特定疾患がある。初老男性に多く、起立性低血圧、汗が出ない、ED(勃起障害)が特徴。進行すると生活が難しくなる怖い病気です

 どんなタイプの低血圧か、早めに精密検査でハッキリさせるべきだ。

【生活習慣で克服も】

 二次性低血圧は基礎疾患の治療が重要。本態性低血圧では血圧を上げる薬物療法もあるが、生活習慣の対策だけでも症状はかなり改善する。例えば、(1)ウオーキングや水泳などで足腰の筋力強化(2)毎朝10分間、全身の皮膚をこすって刺激し血行をよくする(3)朝食のとき塩分の多い食品をとる(4)チェダーチーズを食べると血圧維持にいい(5)コーヒーや緑茶などのカフェインは自律神経の働きをよくする、などだ。

 また、食後は胃や腸に血液が集中するので、血圧が下がる「食後性低血圧」という人もいる。平野院長は「『食べてすぐ横になると牛になる』というが、低血圧の人は横になった方がいい」とアドバイスする。

 朝は不調で不機嫌というアナタ、起床直後の血圧を測ってみよう。

■「低血圧」チェックリスト

  1. 早起きが非常に苦手
  2. 毎朝だるい、疲労感がある
  3. 午前中は頭がボーとする
  4. よく立ちくらみがする
  5. 朝、頭が重く感じる
  6. 朝はまったく食欲がない
  7. 食後にふらつき感がある
  8. 乗物に酔いやすい
  9. 動悸がする
  10. 寝つきが悪い

 ※該当が多い人は血圧を測ってみましょう。

 平野医院(東京・新宿)/平野誠一郎院長作成

●関連項目

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2010年03月03日

歯根嚢胞

歯根嚢胞(しこんのうほう、radicular cyst)は、う蝕や慢性根尖性歯周炎に続発して発症する顎骨内の嚢胞歯原性嚢胞の一種であり、炎症性嚢胞の一種でもある。 類縁疾患として歯周嚢胞、歯根肉芽腫がある。歯牙根尖部及び歯根側方部に形成され、これらはそれぞれ根尖性歯根嚢胞、根側性歯根嚢胞という。

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2010年03月02日

歯原性嚢胞

歯原性嚢胞(しげんせいのうほう、odontogenic cyst)は、顎顔面領域に発生する嚢胞のうち、その原因が歯原性上皮に由来する嚢胞の総称。

腫瘍の性質を持つ石灰化歯原性嚢胞歯原性角化嚢胞は、世界保健機関などの近年の分類では、歯原性腫瘍石灰化嚢胞性歯原性腫瘍など)に分類が変更された。

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2010年03月01日

石灰化嚢胞性歯原性腫瘍(CCOT)

石灰化嚢胞性歯原性腫瘍(せっかいかのうほうせいしげんせいしゅよう、Calcifying cystic odontogenic tumour;CCOT)とは、前歯部から大臼歯部の顎骨内に発生する腫瘍である。

WHO分類(1992年)では、「石灰化歯原性嚢胞」として歯原性の腫瘍であるにもかかわらず、非腫瘍性の「嚢胞」という名前で分類されていたが、2005年のWHOの分類で名称が変更された。

嚢胞様形態をとらず浸潤性増殖を示す。また、歯牙腫など他の歯原性腫瘍とよく合併する。前歯部に好発し、多くは骨内に生じる。20〜30代に多い。

エックス線では、境界明瞭な嚢胞様透過像を呈し、様々な程度の石灰化像が認められる。組織学的には、多くは線維性の壁と歯原性上皮を有する嚢胞構造を呈し上皮の形状は様々でエナメル上皮腫に類似した像を示す。上皮内には、好酸性で無核のゴースト細胞が観察される。内部への石灰化も認められる。

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