2010年09月29日

横紋筋融解症

横紋筋融解症(おうもんきんゆうかいしょう、英:rhabdomyolysis)は、横紋筋細胞が融解し筋細胞内の成分が血中に流出する症状、またはそれを指す病気のこと。重症の場合には腎機能の低下を生じ、腎不全などの臓器機能不全を発症し、死に至る場合もある。

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2010年09月27日

悪性高熱症(MH)

悪性高熱症(あくせいこうねつしょう、英:malignant hyperthermia;MH)は、全身麻酔の併発症の一つで、唯一の特効薬であるダントロレンによる対処法が確立されて以降、発症しても死亡率は17.5%(1991年)にまで低下しているものの、依然として全身麻酔による最も死亡率の高い疾患である。全身麻酔に使用される多くの薬剤で発症し、特に、ハロタンをはじめとした全ての吸入麻酔薬およびスキサメトニウムをはじめとした脱分極性筋弛緩薬によることが知られている。

これらの薬剤が骨格筋細胞のリアノジン受容体RyR1のカルシウム誘発性カルシウム放出を暴走させ、筋小胞体内のカルシウムと、筋細胞内のATPを筋収縮と発熱を引き起こしながら消費し尽くし、体温が制御できなくなり、適切な処置が行われないと死亡する。ヒトのみでなく、イヌ、ウマ、ブタ等にも存在する。

この疾患は通常は常染色体優性遺伝するが、発症率は全身麻酔手術およそ10,000例に1例と低い。少なくとも6つの遺伝子座が知られているが、2010年3月現在、そのうち2つから4つしかタンパク質が同定されていない。文献によって2つとしているものもあれば、4つとしているものもあり、研究の途上にある。最も良く知られていて、確実に分かっているものはリアノジン受容体1型の遺伝子(RyR1)である。RyR1はセントラルコア病(CCD) の原因遺伝子でもあり、CCDはMHと同様に常染色体優性遺伝で、全身麻酔の際にMHを発症することがあり、欧米ではMHとCCDの両方の特徴を持つ患者がいることが知られていた。2006年に日本でも研究が行われ、その結果、日本のCCD患者の90%で、RyR1が原因遺伝子であることが証明された。

欧米ではMHとCCDのように特定のイオンチャネルに関連する複数の疾患をチャネロパチーの概念でとりまとめて、同じ土台の上で議論しようとする傾向がある。我々患者にとって重要なのは、全身麻酔中にMHを発症したことで、家系の1人がMHの素因性があることが分かった場合、優性遺伝によって家系内で誰と誰にMHの素因性、つまり全身麻酔中のリスクが広がっているかである。このためのMHの検査法として、日本のCICR検査は欧米の筋拘縮テストよりも敏感度は劣るものの低侵襲であったが、さらに敏感度は犠牲にしてでも、より低侵襲なRyR1遺伝子検査が実用化されようとしており、2010年3月現在では、日本でも福島県立医科大学附属病院麻酔科でRyR1遺伝子検査が試験的に行われている。麻酔中にMHを発症した場合、速やかにダントロレンを投与できれば生存率は向上する。速やかに投与するためには、患者の体温が15分に0.5℃以上上昇していないかモニターすること、ダントロレンがどこに保管されているか把握することが重要である。

ダントロレンで治療する点や症状が悪性症候群と類似しているが、同じ原因遺伝子を含む可能性を残しながら、基本的には別の疾患として取り扱われる。

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2010年09月25日

悪性症候群(NMS)

悪性症候群(あくせいしょうこうぐん、仏:Syndrome Malin、英:Neuroleptic Malignant Syndrome;NMS)は、向精神薬の重篤な副作用である。麻酔薬の副作用として表れる悪性高熱症と症状が類似しているが、別の疾患である。

ブチロフェノン系、フェノチアジン系などの定型抗精神病薬のほか、抗うつ薬、炭酸リチウムなどのさまざまな向精神薬によって生ずる。また、アマンタジンなどの抗パーキンソン薬の突然の服用中止によって発症することもある。

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2010年09月23日

チアノーゼ

チアノーゼ(独:Zyanose、英:cyanosis)とは、皮膚や粘膜が青紫色である状態をいう。

一般に、血液中の酸素濃度が低下した際に、爪床や口唇周囲に表れやすい。医学的には毛細血管血液中の還元ヘモグロビン(デオキシヘモグロビン)が5g/dL以上で出現する状態を指す。貧血患者には発生しにくい(ヘモグロビンの絶対量が少ないために還元ヘモグロビンの量が5g/dL以上になり難いため)。

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2010年09月21日

アイゼンメンゲル症候群(アイゼンメンジャー症候群)

アイゼンメンゲル症候群(アイゼンメンゲルしょうこうぐん、英:Eisenmenger's syndrome)は、シャントの右側が左側より血圧が高いことにより、チアノーゼを生じる重大な右左シャントを伴う心不全。ウィーンの医師Victor Eigenmengerにより1897年報告された。アイゼンメンジャー症候群ともいう。

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2010年09月19日

大人のAD/HD・・・整頓が苦手、時間にルーズ

●大人のAD/HD・・・整頓が苦手、時間にルーズ
1分で判明!病気チェック

 AD/HD(注意欠陥・多動性障害)は多動性、不注意、衝動性が症状の中心となる発達障害のひとつといわれている。普通は7歳までに認められる先天性の脳機能不全だが、大人になって気づく人もいるとされる。自分の“特性”を理解し、長所を生かした生活の見直しが肝心だ。

【大人は不注意目立つ】

 子供のころは、落ち着きがなくじっとしていられない「多動性」が目立つ。しかし、大人になると多動性は弱まり、『片づけられない女たち』に象徴されるように、整理整頓が苦手、約束や時間にルーズ、忘れ物が多いなどの「不注意」が目立ってくる。

 原宿メンタルクリニック(東京)の桑崎彰嗣院長は「男性なら少しぐらいだらしなくても『男だから仕方ない』で済むが、女性だとそれが一層際立って見える。性別は関係なく、基本的に行動の特徴(チェックリスト)は同じ」と説明する。

 発達障害は脳機能、遺伝、生活環境などの要因が影響して、脳の発達がアンバランスになり生じるが、重度でなければ誰でもある程度の脳のアンバランスはもつ。仕事のミスが多いなどで悩むようなら対応が必要だ。

【大人は治療薬がない】

 AD/HDは心の病気ではないが、診療は主に精神神経科や心療内科、小児科の担当になる。ただし、“大人のAD/HD”の場合、実際に診療を受け付けてくれる施設や専門医が極端に少ないのが現状だ。

 というのも、18歳未満の子供の場合は中枢神経刺激薬などの適用薬で症状を抑える薬物治療が認められているが、薬の依存や乱用の問題視から現在では18歳以降(一部の薬剤は継続可能)の大人への処方はできないからだ。

 結局、現時点では大人になってAD/HDと診断されたら、「この障害の特徴を十分理解して、ミスが起きないように常に意識して自ら生活を見直していくことが基本」(桑崎院長)という。

【疑う人は増加だが・・・】

 海外では有病率は人口の3〜7%と報告されているが、国内では十分な疫学データはない。しかし、「自分はAD/HDではないか」と疑う人は非常に多いという。

 桑崎院長は「メール相談では3割程度を占める。が、実際にはほとんどはAD/HDではなく、抑うつ状態神経症」と話し、その背景を「うまくいかない人生を病気のせいにしたい人が増えていて、本当の大人のAD/HDはまれだと思う」と指摘する。

 仮にAD/HDでも悲観することばかりでない。

 「AD/HDの人は斬新な発想ができて、好きなことに対する集中力はすごい。一種の芸術肌。その長所を生かしていけばいい」と桑崎院長。

 発達障害は性格やしつけは関係ない。周囲の人の理解が不可欠だ。

■「大人のAD/HD」チェックリスト

  1. 机の上をかたづけられない
  2. 仕事に必要な書類をどこかにしまい込んで忘れてしまう
  3. 同時に複数の仕事に手を出して処理しきれない
  4. 未完成の仕事を抱えることが多い
  5. 約束の時間、期日を守れない
  6. 1つのことを始めるのにすごく時間がかかる(出勤に時間がかかる)
  7. 洋服をたくさん買っても、うまくコーディネートできない
  8. 物がうまく整理できなくて、抑うつ気分になることがある

 ※AD/HDには上記のような特徴がみられることが多い。原宿メンタルクリニック(東京)/桑崎彰嗣院長作成

●関連項目

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2010年09月17日

伝染性軟属腫(水イボ)

伝染性軟属腫(でんせんせいなんぞくしゅ、英:molluscum contagiosum)とは、小児に生じるウイルス感染症の一種。成人では性感染症としての側面も持つ。水イボともいう。

小児の体幹・四肢に生じるドーム状のイボである。原因ウイルスはポックスウイルス科のウイルスで接触感染にて感染が広がることがある。治療は、摘除または硝酸銀で焼却が一般的である。

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2010年09月15日

イボ(疣贅)

イボ(疣)とは、皮膚にできる出来物である。

  1. 出来物のうち、小型のドーム状に盛り上がった腫瘤をいう。
  2. ヒトパピローマウイルス感染によってできる腫瘤をいう。疣贅(ゆうぜい)と同義で、一般的にウイルス性疣贅という。
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2010年09月13日

鶏眼(魚の目)

鶏眼(けいがん、corn, clavus)とは、皮膚の角質層の異常である。別名を魚の目(うおのめ)とも言う。

特に足の裏の表皮の角質層が真皮内に向かって肥厚増殖する現象で、白色または黄白色の円形状をなすことが多い。刺激すると痛みを覚える。

表皮の部分的切除では完治せず、刺激により拡大増殖を助長することもある。よって、皮膚科の医師による治療が好ましい。

また、小型の足底疣贅は皮下の奥の方にできるため、外見上は鶏眼と区別が付かないことも多いが、こちらはウイルスが原因であり本質的に別のものである。

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2010年09月11日

セロトニン症候群

セロトニン症候群(セロトニンしょうこうぐん、Serotonin syndrome)は、脳内のセロトニン濃度が高すぎることによって引き起こされる症状である。セロトニン症候群の症状は軽いものから、頭痛めまい嘔吐、昏睡、そして死亡である。

症状は3つの主要な神経系に影響を与える。

  1. 自律神経系:体温の上昇、異常発汗、緊張、高血圧、心拍数の増加、吐き気、下痢
  2. 体神経系および筋肉:筋肉の痙攣、緊張と緩和の繰り返し(例: あご。歯をがちがちさせる)、反射亢進、硬直、振戦
  3. 脳認識機能:混乱、興奮、錯乱、頭痛、昏睡

セロトニン症候群は通常、セロトニン作動系の薬品との相互作用によって発生する。例として、

  • モノアミン酸化酵素阻害剤とSSRI
  • デキストロメトルファンとSSRIの組み合わせ
  • SSRIの過量摂取
  • SSRI/SNRIとトリプタン系薬剤(片頭痛治療薬)の併用

などによって発生する。高齢者は特に注意を要する。

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2010年09月09日

胼胝(たこ)

胼胝(たこ、べんち、Callus)とは、皮膚の角質層が肥厚した状態のことである。足の裏など機械的な圧力、摩擦、衝撃がかかる箇所に生成しやすい。

角質層が深層に突起し、痛みを伴うものは、うおのめ(魚の目、鶏眼)という。

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2010年09月07日

肉刺(まめ)

肉刺(まめ、blister, corn)は、手や足にできる水疱(水ぶくれ)で、医学的には外傷性水疱(がいしょうせいすいほう)とも呼ばれている。皮膚に摩擦などの機械的刺激が加わることで生じる水疱のこと。靴ずれも同じ原理で生じる。

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2010年09月05日

蓄膿症

蓄膿症(ちくのうしょう, 英:empyema)とは、既存の体腔に膿が貯留している状態。新たに形成された空洞に膿が貯留する膿瘍とは区別しなければならない。慢性の副鼻腔炎は俗称として「蓄膿症」と呼ばれることがある。

医学的には蓄膿症は下記の領域に出現する。

  • 胸腔(膿胸
  • 子宮(子宮蓄膿症)
  • 虫垂(虫垂炎
  • 髄膜(硬膜下膿瘍)
  • 関節(敗血症性関節炎)
  • 胆嚢
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2010年09月03日

回虫症

回虫症(かいちゅうしょう、英:ascariasis)とは、Ascaris lumbricoidesの感染を原因とするヒトの疾病。世界の人口の1/4が回虫症に罹患しているかもしれず、特に衛生状態の良くない熱帯地方で蔓延している。回虫属の他の種は家畜に感染することがある。

回虫(カイチュウ、旧字では蛔虫)は、ヒトをはじめ多くの哺乳類の、主として小腸に寄生する動物で、線虫に属する寄生虫である。狭義には、ヒトに寄生するヒトカイチュウ Ascaris lumbricoides を指す。ヒトに最もありふれた寄生虫。本項では主としてヒトカイチュウについて記載する。

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2010年09月01日

非結核性抗酸菌症(非定型抗酸菌症)

非結核性抗酸菌症(ひけっかくせいこうさんきんしょう, 英:nontuberculous mycobacterial infection)とは、結核菌と癩菌を除く非結核性抗酸菌による感染症のことである。別名「非定型抗酸菌症」ともいう。

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