2008年07月05日

サルコイドーシス

サルコイドーシス (Sarcoidosis) とは、原因不明の類上皮非乾酪性肉芽腫を認める疾患である。多発・多臓器にわたることがある。

●成因

原因は不明である。グラム陽性の嫌気性細菌であるアクネ桿菌 (Propionibacterium acnes)が原因とする説もある。一方、どこにでもある種々の環境刺激に対して,免疫反応が起きたとする報告もある。ストレス等が遠因だが、詳細は不明。

●疫学

有病率は人口10万人当たり2.2人で、男女別では男性1.7人、女性2.6人と女性に多い病気である。好発年齢は20〜30代と50〜60代の2峰性を示す。地域別に見ると、北部が南部と比較して発症者数が多い。

●症状

  • 心サルコイドーシスによる不整脈は致死的となることがある。
  • 肺の両側肺門リンパ節腫脹 (bilateral hilar lymphadenopathy; BHL) は、特徴的とされる。咳症状を訴える。
  • 眼症状としてぶどう膜炎を合併することがある。目のかすみ症状を訴え、視力低下・眼圧上昇を来すことがある。
  • 皮膚症状として結節性紅斑などを認めることがある。

●検査

CT、胸部X線検査
肺門部のリンパ節腫脹が見られる。
健康診断で胸部X線を行った結果、偶然見つかることも多い。
血液検査
アンギオテンシン変換酵素 (ACE) が高率で上昇する。肉芽腫の類上皮細胞(マクロファージに由来)が産生するとされる。
経気管支的肺生検 (TBLB)
気管支肺胞洗浄 (BAL)

●治療

自然寛解が多いため、経過観察することが多い。心筋病変、中枢神経病変がある場合、肺や眼の症状が悪化している場合はステロイド治療を行う。

●予後

80〜90%は2年以内に無治療で治癒する。5%は進行性である。心臓や中枢神経に病変が及んだ例や、肺線維症を起こしてしまった場合は予後が悪い。

●関連項目

  • 皮膚科学
  • 呼吸器学
  • サルコイドーシス友の会


posted by kamiryu07 at 09:48| Comment(0) | TrackBack(1) | 病名サ行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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サルコイドーシスのこと
Excerpt: 楽天から検索された商品サルコイドーシスとその他の肉芽腫性疾患¥ 9,975著者:日本サルコイドーシス/肉芽腫性疾患学会/安藤正幸出版社:克誠堂出版サイズ:単行本ページ数:337p発行年月:2006年1...
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