2016年02月10日

睡眠時無呼吸症候群の治療法

お金かけず自分で工夫・・・注目の「無呼吸症候群」治療法

 居眠り運転で社会問題となり、場合によっては突然死の原因ともなる睡眠時無呼吸症候群(SAS)。その第4の治療法として、うつぶせ寝が注目されている。6月から治療に取り入れてきた、豊橋メイツクリニック院長で同睡眠医療センター長の小池茂文氏はいう。

 「最初は半信半疑だったが、意外に効果が認められた。他の治療法はだれにもできるとはかぎらないが、うつぶせ寝は乳幼児をのぞいて、だれでもできる。最優先にされるべきではないが、治療法の1つとして十分考えられる結果だった」

 小池院長はフランスベッドの協力を得て、長時間、完全なうつぶせ寝のできる寝具を使い、28人を治療した。その結果、自由に寝た場合とうつぶせ寝を比較すると約43%無呼吸が改善された。中等度と重症者の17人でみても同様の改善がみられた。こうした結果は11月7日からの日本睡眠学会で発表される。

 同睡眠医療センターは医師3人、専任技師9人、終夜睡眠ポリグラフ検査ができるベッド8床を備え2002年以来この9月末現在で通算6840件の検査をしてきた。2925人が睡眠時無呼吸症候群と診断され、現在850人以上がCPAP治療経鼻的持続陽圧呼吸療法)を受けている。

 終夜睡眠ポリグラフ検査を行い、眠気などの睡眠障害の症状がある場合は1時間に5回以上、自覚症状がない場合は1時間に15回以上呼吸が止まると、睡眠時無呼吸症候群と診断される。

 この症状は睡眠中に筋肉がゆるみ、舌がのどの奥に下がって気道をふさぐために起こる。従って治療法は(1)CPAP治療=特殊な装置で鼻から空気を送り舌を押し込むことで気道を確保(2)歯科治療=睡眠時に歯形に合わせた口腔(こうくう)内装置で舌を前に出し気道を確保(3)耳鼻科手術=口蓋垂や扁桃(へんとう)付近の手術で気道確保――だが、一長一短ある。うつぶせ寝は舌がのどの奥に垂れてこないので気道確保できる。

 それぞれの治療法の改善率は(1)が約90%と絶大で(2)は医療機関によって約32〜約63%(3)は医療機関によって約44〜約53%となっている。

 こうしてみると、うつぶせ寝の改善率は(1)のCPAP治療法には及ばないが、(2)(3)とは遜色(そんしよく)ないといえる。

 「CPAPは効果大だが、だれにもできるわけではないうえ、経済的な負担もあり、長続きするのが難しい面もある。手術も扁桃肥大など手術して治りそうな人だけ。その点お金もかからず、他の治療ができない人にも可能性があるうつぶせ寝は注目できると思います」(小池院長)

 フランスベッドがうつぶせ寝専用ベッドなど寝装具9種を発売中だが、自分でも工夫できるところがミソだ。



安眠のための横向き寝専用まくら「YOKONE(ヨコネ)」


posted by kamiryu07 at 17:20| Comment(0) | TrackBack(0) | ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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