2008年02月08日

性器クラミジア感染症

性器クラミジア感染症(せいきくらみじあかんせんしょう)は、クラミジア・トラコマチス(Chlamydia trachomatis)により発生する性行為感染症 (STD)。

●原因

クラミジアの1種であるクラミジア・トラコマチス(CT)が尿路や性器に感染することで起こる。なお、性器クラミジア感染症を引き起こすのはCTのうちのD〜K型であり、A〜C型とL型は別の疾患を引き起こす。

●感染経路

性交・オーラルセックス・キスなどにより粘膜に感染する。感染部位は咽頭、尿道(男性のみ)、膣内(女性のみ)。相手が咽頭感染している場合通常の口づけでは感染する可能性は低いが、ディープキスの場合は感染率が高くなる。

●症状

感染後数週間で発症するが、無症状の場合もある。男性の場合は、尿道から透明な膿が出る。痛みを伴う場合もある。女性の場合はおりものが増える事があるが、自覚症状はとぼしい。

治療せずに放置しておくと、クラミジアが体内深部に進行し、男性の場合は尿道経由で前立腺炎・副睾丸炎(精巣上体炎)・肝炎・腎炎になる事がある。女性の場合は子宮頸管炎・卵管炎になり、進行すると骨盤腹膜炎になったり肝周囲炎(Fitz-Hugh-Curtis症候群)をひきおこしたり、不妊の原因となる事もある。また産道感染により、新生児が結膜炎肺炎を発症することがある。

自覚症状にとぼしいため、感染に気づかず保菌している場合が多々ある。

喉に感染すると喉が痛くなり痰が増えたりするが、無症状の場合もある。クラミジアに感染していると、他の性行為感染症やHIVの感染率が飛躍的に高くなる。

●治療

男性の場合は泌尿器科・性病科、女性の場合は産婦人科・性病科を受診。 咽頭感染の場合は耳鼻咽喉科。 性器感染の場合は患部から体液を採取し、クラミジアの有無を調べる。

どこに感染しても治療法は同じで、テトラサイクリン系、マクロライド系、ニューキロノン系の抗生物質・抗菌剤を2週間程度投与する事で治療できる。症状は数日でなくなる事が多いが完全に死滅していない事があるので、医師の指示通り服用する。途中でやめた場合ぶり返したり、菌に耐性がついて治りにくくなったりする事がある。また、薬に耐性のある耐性菌も増加している。

アジスロマイシン耐性のクラミジアも増えている。

●予防

コンドームの着用である程度予防することができるが100%ではなく、口から口へという場合などが考えられる。一番の予防法は不特定多数との性行為の自粛である。

●関連項目



posted by kamiryu07 at 01:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 病名サ行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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